バーチャル藝大とは、東京藝術大学が産学連携で生み出している、
withコロナ、afterコロナでの芸術によるイノベーションプロジェクトです。
ニューノーマル時代への社会課題は多く、ともに解決するパートナー企業を求めます。
2021年6月27日に実施、公開された実証実験Phase_01は、作曲家・千住明特任教授率いるSENJU LABの協力のもと、東京藝術大学奏楽堂、その名もVIRTUAL SOUGAKUDOU で開催された新しい試みの演奏会実証実験。メインアングルの映像に加え、4つの異なる方向から撮影した映像が加わった計5アングルを視聴者が自由に切り替えて演奏会を楽しむことができる。
「SENJU LAB」は、東京藝術大学のすべての学生を対象に開かれ、学年と専門の壁を取り外し、それぞれがクリエイターとしてコラボレーションを考える作曲家・千住明特任教授率いるラボ。受講生達がそれぞれの専門の枠を超えて協同し、東京藝術大学で培ってきた確かな基礎の上に、映像・美術・音楽・プロデュース・エンジニアリング等のコラボレーション作品を生み出している。未来のマルチメディアとの関わりを考えることを目的とし、「美術と音楽をアートする」をコンセプトとしながら、社会に寄り添える音楽、ファッションやデザインとしての音楽を考え、新たな可能性を探る様々なアートの実験を行う。
10月15日配信スタートの実証実験phase_02は、2021年8月14日河口湖ステラシアターにて開催された、富士山河口湖音楽祭2021でのぱんだウインドオーケストラのコンサートを、河口湖ステラシアターと東京藝大卒のサクソフォン奏者・上野耕平さんのご協力のもと、収録。会場となった河口湖ステラシアターをデジタルツイン化し、バーチャル空間上での配信を行います。
会場では、物販スペースや、映像視聴スペースが各所に設けられているだけでなく、これまでのように決まった画角で提供されるコンテンツ配信とは異なり、リアルでも見ることのできなかったオーケストラの各奏者を目の前で見ることができる22アングルの中から視聴者が自由に自分の観たいアングルでコンサートを見ることができる「パフォーマーズビューシステム」を搭載したビューアーを提供。従来のテレビ、DVD、youtubeといった媒体とは違う、新しい音楽体験と感動をお届けします。
2021年6月、PHASE01にてライブ配信コンサート「SENJU LAB Brass」、VR展示「バーチャル奏楽堂」を開催した、東京藝術大学千住明創作ワークショップSENJU LABが再登場!2015年からの活動の集大成として新旧作品による配信コンサートを開催します。