2019.1.25
2019年1月25日に本COI拠点のArts&Science LAB.にて東京藝術大学、立命館大学、順天堂大学のCOI若手連携研究ファンドの研究発表イベント「Limitless/リミットレス」を開催しました。連携2年目の今年は、バイタルデータアート化をトレーニングや競技技術の向上に生かす研究に取り組んでいます。本イベントでは、パラリンピック種目の「ボッチャ」や「レジスタンス・トレーニング」、「ランニング」にこの技術を応用し、イメージムービーの上映と実演を交えたプレゼンテーションを行いました。
「ボッチャ」の研究では、プレーヤーがセンサーのついたボールを投げると、そのスピードに合わせて効果音が流れ、目標球との距離を自動で測定するというシステムを開発中で、当日はその一部を公開しました。
また、「レジスタンス・トレーニング」のスクワットや「マラソン」の実演では、身体に付けた開発中のセンサーがバイタルデータを測定し、データに同調して音楽が流れます。この時、フォームが崩れるとセンサーが感知し、音楽も変化していきます。それにより、実演者はフォームの崩れに気づいて修正することが出来るという、音楽とテクノロジーの全く新しいコラボレーションが生まれました。また、2名で行ったスクワットの実演では、音楽が輪唱となるように設計されていて、最後までフォームが崩れることなく美しい輪唱となれば、達成感の共有にもつながり、新たな楽しみ方を提案する、参加者も鑑賞者も楽しめる発表となりました。
カラダを科学と芸術でデザインする「リミットレス」の今後の展開にもご期待ください。