2018.08.30-31
8月30日-31日の2日間、東京ビッグサイトで「JSTフェア2018」が開催され、今年も東京藝大拠点からCOIプログラムブースに出展しました。
例年大きな注目を集める藝大拠点ブース、今年は10m四方の展示スペースにオリジナルアンドロイドとプロのヴァイオリニスト・川畠成道さんを迎え、「近未来型コンサート」を開催しました。黒と赤で統一したブース中央には巨大スクリーンを設置、開発中のAIに基づく映像同期システムにより、世界的クリエイターの制作したアニメーションとヴィヴァルディ「四季」(「春」)の生演奏がぴったりと一致するパフォーマンスを展開しました。2日間で計4回(公開リハーサルを含む)の、AI・アンドロイドと人間が共生する「近未来」を演出したステージに、溢れんばかりの来場者から満場の拍手と感嘆の声が上がりました。司会進行を務めた新井鴎子特任教授ら藝大スタッフは、会場の配色に合わせた「黒×赤」の粋なドレスコードでご案内、ブース内に「赤」をイメージした香りを漂わせる展示にも挑戦しました。
会期中は藝大拠点の研究開発成果として、一本指で奏でるメロディに伴奏がぴったりと寄り添う「だれでもピアノ」や、失われた技術を現代に復元する「自在置物」などを展示、一般来場者に加え、渡海紀三朗 元文部科学大臣ら国会議員、科学技術関係者や海外からの高校生など、多くの方が展示ブースを訪れました。
今回の展示にあたり、参画企業の株式会社JVCケンウッド、ヤマハ株式会社、小川香料株式会社より、それぞれ特別協力をいただきました。今後の東京藝大COIの社会実装展開に益々ご期待ください。
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JSTフェア2018