2017.05.25
東京藝大COI拠点 文化共有研究グループが開発した高精細複製「クローン文化財」の基盤技術となる特許が、平成29年度 全国発明表彰「21世紀発明奨励賞」を受賞しました。
この技術は、高精度なデジタル技術と芸術家の手業を用いるなどしてオリジナルの質感を混在させることで、文化財複製の品質を飛躍的に向上させ、古くからの課題である「保存と公開」というジレンマの解消を実現することに成功したものです。
本件特許技術を活用した「クローン文化財」は、経年劣化や破壊が進む文化財の複製や修復技術の伝承に資するばかりでなく、教育、観光分野での活用、文化外交・アートビジネスへの展開など、今後の活用可能性に国内外から大きな期待が寄せられています。
「高精細且つ質感まで再現する文化財復元技術の発明」(特許第4559524号) 詳細はこちら
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