2017.4.2

移動型美術展示&ギャラリートーク 於 アリア松濤

4月2日、藝大COI拠点参画企業・ベネッセスタイルケアの運営する高齢者ホーム・アリア松濤において、「高齢者の住まいと藝術」と題し、移動型美術展示とギャラリートークを実施しました。
この取り組みは、藝大拠点の目指す芸術の社会インフラ整備の一環として、間近に迫った超高齢化社会を見据え、「よりよく生きる(QOL)」における芸術の在り方に関する共同研究の一環です。

第1回セッションを前に、あらかじめ藝大COI拠点制作の「クローン文化財」を施設エントランススペースに展示したところ、早速ご入居者様や訪れた方々が、過去の思い出や絵画についての造詣を介護スタッフと語りあう場面が見受けられました。

迎えた当日は、施設ご入居者様、ベネッセスタイルケア職員皆さまの他、近隣の施設からもコモンルーム一杯の来訪者を迎えました。
まずCOI拠点制作の高精細複製「クローン文化財」を用いて、 サブ・プロジェクトリーダー 伊東順二、深井隆 両教授らが、オルセー美術館所蔵の油彩画や、立体像の解説を行いました。続いて並木秀俊 文化共有グループ研究員が、「クローン文化財」の意義を分かりやすく解説、劣化や破壊の進む世界中の文化財の「保存」と「公開」を同時に実現する夢を語りました。
トークセッションでは、ご高齢にも拘わらずどの出席者も熱心に耳を傾け、作品に手を触れて感触を確かめるなど積極的に参加、その後のティータイムでは過去の記憶を流暢に語る姿がとても印象的でした。

今回のキックオフイベントを皮切りに、今後もユニークな取り組みと研究を展開する予定です。

東京藝術大学COI「感動」を創造する芸術と科学技術による共感覚イノベーション拠点

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