2017.3.10-20
聖徳総本山法隆寺、東京藝術大学COI拠点、同社会連携センターの特別協力のもと、富山県高岡市、南砺市らの地場産業活性化モデルの構築・展開事業の一環として、法隆寺再現釈迦三尊像展の展覧会を開催いたします。
※開催期間: 平成29年3月10日(金)-20日(月・祝)
※開催場所: ウィング・ウィング高岡 4Fホール、ホワイエ
※総合監修: 宮廻 正明(東京藝術大学 教授・COI研究リーダー)
※キュレーター: 伊東 順二(東京藝術大学 特任教授・COIサブ・プロジェクトリーダー)
このプロジェクトは、東京藝術大学が法隆寺ならびに文化庁から許可を得て、国宝法隆寺釈迦三尊像を計測・解析したデータをもとに、3Dプリンターによる原型を作成。その原型を用いて、伝統工芸高岡銅器振興協同組合、井波彫刻協同組合の職人たちが、地域で受け継がれた鋳物や彫刻の伝統技術により現代への再現に挑戦。最終的な仕上げを東京藝術大学で行い、時代を超えた美の未来への継承を実現しました。
展覧会に先立ち、2月16日夕刻、東京藝術大学 Arts & Science LAB. にて記者会見を実施、高橋正樹 高岡市長、田中幹夫 南砺市長ら関係者が登壇し、70名を超える報道関係者らを前に、プロジェクトや展覧会の意義を語りました。
この度の展覧会は、門外不出の国宝法隆寺釈迦三尊像を現代のテクノロジーと芸術を駆使して複製することにより、日本の芸術文化、地域の伝統技術、歴史的美術工芸品の未来への伝承と発信を実現する貴重な機会となります。
ぜひ会場へ足をお運びください。