2016.06.13
6月13日、COI拠点の第一回中間評価の一環として、文部科学省・JSTによるサイトビジットが実施されました。
サイトビジットでは、フェーズ1の活動実績報告とフェーズ2に向けた活動方針の発表、各研究開発グループの事業報告のほか、研究開発現場視察も行われました。
JST横田昭ビジョナリーリーダーをはじめ研究アドバイザー、構造化チーム、文部科学省などから総勢18名が来訪、拠点側からは田村誠一プロジェクトリーダー、宮廻正明研究リーダーをはじめ、参画企業、グループリーダーや研究者など、総勢49名が列席しました。
会議の冒頭では、東京藝術大学・澤和樹学長によるバイオリン演奏を披露、藝大拠点ならではの趣向で一行を迎えました。
今回の会議では、参画企業のうちJVCケンウッド、ヤマハ、ベネッセホールディングス、NHKエンジニアリングシステムから、フェーズ2を視野に、社会実装に向けた課題とその対応状況を報告、関係研究グループとの研究開発実施状況と今後の展開につきプレゼンテーションを行いました。
続く荒井経・シーズニーズ統括から拠点整備体制など報告の後、文化共有研究、共感覚メディア研究、ロボット・パフォーミングアーツ研究、障がいと表現研究、2020構想、文化外交とアートビジネスの6グループリーダーから、芸術と科学技術の融合によるイノベーションを実現する取り組みにつき、動画など趣向を凝らして報告を行いました。特に今回は、拠点活動に参画している若手研究者による積極的な発表もあり、先鋭的なプロジェクトの一面を提示することもできました。
研究開発現場視察を終えた後は、質疑応答が活発に行われました。来訪者からは、芸術とテクノロジーを駆使した文化共有、福祉、教育の取り組みや、地方創生、グローバル展開などを高く評価する感想を戴くことができました。最後にフェーズ2に向けた指針やアドバイスなど貴重な助言をいただき、有意義なサイトビジットを終えました。
研究開発現場の視察