2016.04.21, 04.28
4月21日、馳浩文部科学大臣と宮田文化庁長官が東京藝術大学を訪問、宮廻研究リーダーの解説により、東京藝大陳列館にて開催中の「アフガニスタン特別企画展バーミヤン大仏天井壁画~流失文化財とともに~」を観賞されました。一行はこの後Arts & Science LAB.に立ち寄り、特許技術を活用した壁画複製や油彩画など文化財の複製工房を見学、作品に触れるなどして熱心に見学されました。
続く4月28日、元国連難民高等弁務官 緒方貞子さんが、陳列館を訪れ、アフガニスタン特別企画展を鑑賞されました。
この日は、アフガニスタン大使館からSayed M. Amin Fatimie大使のほか、JICA関係者やJICE留学生事業部の方々も来訪し、緒方氏とともにアフガニスタン流出文化財やバーミヤン大仏天井壁画「天翔る太陽神」の見学に同行しました。展示内容について宮廻研究リーダー、COI文化共有研究グループ・並木秀俊研究員、井上隆史客員教授らにより解説が行われ、緒方氏を含む一行は、限られたスケジュールの中熱心に展示物を見学され、時間を惜しみながら会場を後にされました。
企画展見学の後、JICA関係者・アフガニスタン在住のPEACE研修員や研修員のご家族と、「バーミヤン大仏壁画復元プロジェクト」制作関係者や東京藝大COI拠点若手研究員による交流会が催されました。
交流会では、PEACE研修員による「バーミヤンやアフガニスタンの生活と文化の紹介」などのプレゼンテーションもありました。アフガニスタン大使館による現地アフガニスタンの名物料理もふるまわれ、若手研究員を中心とした友好的な会となりました。