2016.02.01
平成28年2月1日、東京藝術大学とオランダ芸術科学保存協会(NICAS)は、教育および国際交流(文化外交)に係る連携協定を締結しました。NICASはアムステルダム国立美術館、デルフト工科大学、マウリッツハイス美術館、ボイマンス美術館などにより構成される団体で、本拠点で精力的に取り組んでいる文化財の保存・継承・共有と、特許を活用した独自の文化財保存修復技術に高い関心を寄せています。
今後は本協定に基づき、NICAS所属の美術館所蔵作品の複製制作プロジェクトについて藝大COI拠点と協働するなど、国際的にみても価値の高い人的物的交流活動が予定されています。本拠点の目指す最終目標である、「国境を超えた芸術文化の共有」「芸術文化を通してすべての人がともに生きる社会の構築」「社会インフラとなる文化的コンテンツの実現」に向けて、大きな一歩を踏み出すこととなりました。