2015.08.27-28

JSTフェア -展示・シンポジウム・プレゼンテーション-

【展示ブース】
8月27日-28日東京ビッグサイトでJSTフェアが開催されました。開催期間中、東京藝術大学COI拠点のブースに浮世絵や油彩画、壁画をはじめとする文化財の複製などを出展しました。

【下村博文文部科学大臣、山口俊一内閣府特命担当大臣らが展示ブースを視察】
当日は下村博文文部科学大臣、山口俊一内閣府特命担当大臣をはじめ、渡海紀三朗元文部科学大臣、大塚拓法務大臣政務官、中川郁子農林水産大臣政務官、伊佐進一議員、古賀篤議員、福田達夫議員、古川俊治議員らが拠点ブースを訪れました。ブースでは、宮廻正明研究リーダー他らが出迎え、最先端のデジタル技術と実素材によるアナログ技術を駆使して復元した焼損前の原寸大法隆寺金堂壁画の研究成果や、ボストン美術館スポルディング・コレクション浮世絵の高精細複製「うつし」など展示作品の解説を行いました。来訪者からは熱心な質問があり、活発に意見交換が行われました。

【菅原プロジェクトリーダー COIシンポジウム会場で講演】

初日の8月27日には同展示会場で「COIシンポジウム-人が変わる。社会が変わる。未来をつくる。-」が開催され、Vision1~3に参画する中心機関から関係者が集い、東京藝術大学COI拠点からは菅原隆幸プロジェクトリーダーが講演を行った。
菅原PLは、本拠点がこれまでに重ねてきた「別品の祈り」「ハイカラ展」等の社会実装実験を始めとする各研究開発グループの活動に触れつつ、本拠点のめざす未来社会像である「日本の文化立国と国際的な共生社会の実現」や「すべての人が享受し得る芸術文化教育の構築」、「豊かな文化的コンテンツの実現」、そして「国境を越えた芸術文化の共有」について語り、本拠点の研究開発と社会実装に向けた意気込みをアピールした。


芸術が牽引する未来の豊かな社会像について講演する菅原プロジェクトリーダー

【並木上席研究員ショートプレゼンテーション】

2日目の8月28日には、同会場内で並木秀俊上席研究員がショートプレゼンテーションを行った。並木研究員は、芸術、歴史、科学分野の成果を統合した高精度な文化財の複製を中心に行っている文化共有グループの活動を紹介。移動や公開が制限されている文化財について、東京藝術大学のもつ伝統的な複製手法と最先端の科学技術を融合することにより、時間を大幅に短縮して高精度な複製を提供、企業と連携してアートビジネスを展開する青写真を語った。


ショートプレゼンテーションを行う並木上席研究員

The COI Site, Tokyo University of the Arts

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