2019.3.21-23

「はるか2019」に、
音楽と映像で新たな価値を提供しました!

 2019年3月21日から23日に福島県会津若松市の鶴ヶ城で、参画企業のNHKエンタープライズが企画制作するプロジェクションマッピングイベント「はるか 2019」(以下、本編)が開催されました。7年目の今回、新たな取り組みとして、本COI拠点の2020構想グループが上映する音楽と映像の作品「The wind of the times.」を制作、提供しました。

 例年、本編は一日に複数回連続で開催され、その都度観覧者が入れ替わるため、上映前の待ち時間が20分もかかってしまいます。そこで、まだまだ冷え込む3月の夜を“Machi Kachi~待ち時間を価値あるものに!~”という新しいコンセプトのもと「The wind of the times.」を鶴ケ城に投影することを提案し、地域や企業、東京藝術大学それぞれが強みを活かした企画を実現しました。

 戊辰戦争を取り上げた本編は「戊辰の風 花の雲」がテーマです。「The wind of the times.」では、会津の歴史を地元図書館などが保管する貴重な資料を中心とした映像で紹介しました。映像は、巨大な鶴ヶ城に映し出され、地元の民謡である「会津磐梯山」「会津大津絵」など身近な音色や、NHK大河ドラマ「八重の桜」の主題歌、本学の小川類特任准教授が新たに作曲した3曲が会場を包みました。

 地元の歴史や音楽が盛り込まれた内容に、観覧者の心も暖まった様子。これまで見過ごされていた待ち時間に、音楽と映像を提供することで「はるか2019」に新たな価値を提供できました。


プロジェクションマッピングイベント「はるか2019」での鶴ヶ城


「The wind of the times.」で鶴ヶ城に映し出された映像

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