2019.3.21

Collaborative Workshop & Panel Session
in Matsumoto City

2019年3月21日に長野県の松本盲学校にて、東京藝術大学COI連携プロジェクトin 松本「みんなで創ろう夢パーク~わたし×支援者×地域~」を行いました。

このイベントは、名古屋大学サテライトが支援する松本地域ネットワークを活用し、東京藝大COIの成果物である「だれでもピアノ」の体験などを通じた社会実装の一環として、今年度初めて開催されました。支援が必要な子ども、支援者(医療、福祉、教育等の専門職の方など)、生活の場としての地域を対象に、継続的な社会定着プロジェクトの創出をすることで「だんの、らしが、あわせ」(ふ・く・し)な社会を実現することを目指しています。

メイン会場では、松本地域で活動する楽団ケ・セラのコンサート、松本盲学校OBでプロピアノ奏者の大月裕夫氏の演奏のほか、本学COI新井鷗子特任教授による基調講演、亀井智泉氏らによる子どもの医療的ケア(胃ろうなど)についての講習などが行われました。サブ会場では、長野県在住のカミジョウミカさんの作品展示、セラピーロボット「パロ」の体験コーナーのほか、藝大COIが障がいのある子どもたちを対象に開発した「ひらがなアプリ」、「だれでもピアノ」(協力:ヤマハ株式会社)、打楽器体験「ドラムサークル」などの体験コーナーが設けられました。

今回のイベントは、支援が必要な子どもが参加するため、大勢のボランティアの方にご協力いただき、地域のお祭りのような温かな雰囲気のなか行われました。

最後に行われたパネルディスカッションでは、会場である松本盲学校の矢野口仁校長が「社会にでて幸せになるのに必要なのは、よい人やよい道具に出会えること」であり、そのために学校を開放して繋がりをつくっているというお話がありました。さらに地域の立場から公民館館長滝澤澄夫氏が、地域で子どもを育てる「コミュニティスクール」という考えのもと松本盲学校と地域の人々とのそば打ち体験や花壇活動の事例が紹介されました。



楽団ケ・セラによるオープニングコンサート

カミジョウミカさんのミニギャラリーコーナー。
本イベントのフライヤーにも作品を使わせていただきました。

亀井智泉氏、牧内明子氏による子どもの医療ケアについての講習

「だれでもピアノ」体験コーナー。
一本指でメロディーを弾くと、自動演奏機能で伴奏が演奏されます。
まるで自分が素晴らしい演奏したような気分に!

セラピーロボット「パロ」。触り心地、仕草や声の可愛らしさに、
子どもはもちろん、大人にも大人気でした。

「ひらがなアプリ」文字にタブレットの画面を向けると、
そこに動物が現れます。

「ドラムサークル」では、皆で合わせて太鼓をたたき、
参加者に一体感に生まれました。

パネルディスカッションの様子。
地域、行政、医師など様々な立場から意見が出されました。

The COI Site, Tokyo University of the Arts

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